星の王子さまを訳書で読んだ人も、洋書で読み直すと新たな発見があります。

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The Little Princeとは

The Little Prince』は、フランス人の小説家であり、操縦士でもあるアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリにより著された小説です。
2015年時点で総販売部数は1億5,000万冊に達しており、全世界200ヶ国以上の国で、その地域に適した翻訳がなされ、名実ともに世界で愛される作品になりました。

 

日本では『星の王子さま』という邦題で訳されており、子供から大人まで幅広い層の読書家が手にしています。
その体裁は児童書というカテゴリに分類されながらも、多くの人々が忘れていた“”や“生命”を題材とし、大切な感情を改めて思い出させる物語が絶えない人気を博している作品です。

 

あらすじ

 

物語はサハラ砂漠に不時着した「ぼく」から展開されていきます。
少し遠くまで歩いたところで誰もいないであろうこの場所に辿り着き、孤独な夜を過ごした「ぼく」。
翌日出会った、とある小惑星の王子との出会いが物語を動かすターニングポントになります。

 

王子が暮らしていた小惑星には、王子の他に一輪の薔薇がいました。
王子はとても仲が良かった薔薇と喧嘩してしまったことで、世界を見る旅に出ることになります。
それが、「ぼく」と出会うきっかけです。

 

「ぼく」は王子が旅の中で出会った6人の“へんてこな大人”、地球で出会ったキツネ、そしてヘビの話を聞いた後、ようやく自分が乗ってきた飛行機の修理に挑戦することにします。

 

すると…驚くことに、奇跡的に飛行機の修理が成功したのです。
そして不可能に思えた飛行機の修理を終えてしまったからには、お別れの時が近いのかもしれません。
「ぼく」は王子にその事実を告げに行くのでした。

 

感想

 

『The Little Prince』は平易な文章ながらも、その考察は深く行うことが可能で、読む人に多くの学びを啓蒙する書籍という印象を与えます。
邦題の『星の王子さま』では、その物語の深さから、出版社によって子供向けの文章と大人向けの文章が使い分けられるほどです。

 

読んでみるとわかる、まさに「バイブル」というべき一冊、子供の頃に読んだ時は表面的な内容しかわからないかもしれませんが、大人になって読み返すと、その言葉の裏にある真実の深さに感動させられるのではないでしょうか。

 

The Little Princeがオススメされる人

 

「とても簡単なことだ。ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。
いちばんたいせつなことは、目に見えない」

 

これは『The Little Prince』において最も有名なフレーズの日本語訳です。

 

このように本書の中にはたくさんの名言がちりばめられており、必ずと言っていいほど心に残る名言に出会えるというのも、『The Little Prince』の大きな魅力です。

 

「名前は聞いたことがあるけど読んだことはない!」という方には是非一度読んで欲しい1冊になるのではないでしょうか。